“ 100年後も火を囲もう ”
東日本大震災後に始まった、筑波大学創造的復興プロジェクトのひとつである「竈プロジェクト」
私たちは、竈の火を囲み、ご飯を炊いて食べることを通して
地域の人々と交流し、懐かしく新しい生き方を模索していきます。
なぜ、竈なのか。
2012年の竜巻により被災したつくば市北条地区。
復興に取り組む中、古民家で竈を見つけたことがきっかけです。
私たちは「竈」には次の3つの力があると信じています。
「 災害時の備えになる 」
火さえあればお米を炊くことができる竈は、震災などの災害時に人々の食事を支えます。また、普段何気なく使っているエネルギーについても考えるきっかけになります。竈でお米を炊くことを経験すれば、いざという時に役立ち、たくましく生きることができるのです。
「 人々が集まる 」
ご年配の方は竈に「懐かしさ」を、子ども達は見慣れない竈に「新しさ」を感じます。竈の周りには自然と人が集まり、「食」という人間の最も根源的な体験を共有することで、世代を超えたコミュニケーションが生まれます。
「 地域資源に光をあてる 」
竈で炊くご飯はおいしく、それを共に食することであたたかく楽しい気持ちになり、地域の食材や食文化に対する意識も向上します。
竈 と RICYCLE
「RICYCLE(ライシクル)」とは、竈をのせて移動することのできる自転車。
" RICE=米 " と ” BICYCLE=自転車 " から名付けました。
「竈」と「RICYCLE」のふたつを柱に竈プロジェクトは活動しています。
電気やガスが使えない状況でもたくましく生きるため、防災意識を高めつつ、
食に集うコミュニティのレジリエンス強化を図ります。
これまでの活動
竈プロジェクトは、筑波大学(茨城県つくば市)を拠点に
日本国内のみならず、海外でも活動を行なっています。
HISTORY
2018 竈プロジェクト WEBリニューアル
「かまどday in土屋さんち」開催
2017 「つくばスローマーケット」 出店
コペンハーゲンにて 「Rice Cooker Ride」開催
栃木県大田原市 農泊 (協賛:大田原グリーンツーリズム)
「JA谷田部のコシヒカリ」新米パッケージデザイン制作 (協賛:JA谷田部)
2016 栃木県大田原市 農泊・火を囲む会 (協賛:大田原グリーンツーリズム)
筑波大学学園祭 出店
「Rice Cooker Ride」開催
災害自転車レース「Disaster Relief Trials」 参加
「トワイライト音楽祭」 出店
「竈おにぎりライド」 開催 (協力:TASPARK)
「竈カレー王者決定戦」 開催
「復興春の北条市」 参加
茨城県大洗町 サンビーチキャンプ場イベント 参加
「お米農家やまざきの生活道具展」 参加
「常陽 食の商談会」 参加
2015 「竈NIGHT 」 開催
「国際交流サイクリング」開催 (協力:チーム36)
「秋の北条市」 にて『マイかまどづくりワークショップ』 開催
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015」参加
「かまどday 」「とーくcafe」 開催
「春の北条市」 参加
「結いのおと」 参加
2014 「いばらきデザインセレクション 2014」 選定
宮城県山元町「芋煮会」 参加
「秋の北条市」 参加
「種子島宇宙芸術祭プレイベント 2014」 参加
「北条盆踊り大会」 参加
茨城県水戸市 「32 CAMP」 参加
北条「祇園祭」 参加
「かまどday 」 開催
「春の北条市」にて『未来の北条商店街 みんなで描こうぼく達わたし達の町』 開催
2013 「かまどday 」 開催
「TOKYO DESIGNERS WEEK 2013」 参加
2012 東日本大震災と竜巻、2つの災害に見舞われた、茨城県つくば市北条地区の復興を目的に、
「筑波大学 創造的復興プロジェクト」のひとつとして活動をスタート
主な受賞歴
2015 GOOD DESIGN AWARD ▶︎ http://www.g-mark.org/award/describe/43253
2013 TOKYO DESIGNERS WEEK ASIA AWARDS セミグランプリ